【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

「初めは、彼氏のフリをしてもらったの。私のことを諦めて欲しい人がいて…それで頼んだの。

私は、必要以上に、秀君に演技をしてもらったの。

彼が見ている前で、秀君にキスをしたことだってある」



「……」



私は黙って天音の話しを聞いていた。



「秀君も、そうしているうちに私のことを好きになった。秀君からキスをしてくれるようにも、なった……」


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