【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

「そこまで、二人は……」



正直、そこまでしている関係だとは思っていなかったから。

ショックだった。



「沙絢と別れたって聞いて、嬉しかった。勝ったって思った。

秀君と、ごっこじゃなくて、本気で付き合えるって。安心したの。なのに……」



天音は、言葉を詰まらせた。

そして、



「セックスした時、沙絢の名前呼んだの」



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