【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。
二時間たった頃、お互いベロンベロンに酔っ払っていた。
私はまだ、意識があるくらい、自分をコントロールして飲んだつもりだけれど、天音は、机の上に突っ伏したまま、眠ったままだった。
「秀呼んであげた方が、いいよね」
私は、そっと天音の携帯を取り出して、履歴から秀の名前を探した。
秀の履歴は、天音の一件目に残っていて、すぐにメールを送信することが出来た。
「どうして私、シオンの連絡先、聞かなかったんだろう」