【完】短編集~幼馴染み~
優しい嘘
約束
私、七原芽久<ナナハラメグ>。
私には、好きな人がいる。
幼馴染みの、宇野蒼<ウノアオ>。
私は蒼ちゃんと呼んでいる。
蒼ちゃんは今はイケメン。
けど、昔は弱虫だった――……。
―――――………
女の子のように綺麗な蒼ちゃんは、男の子たちにいじめられ、泣いていた弱虫だった。
「蒼、お前ホントに男かよ〜」
「女じゃねぇの!?」
「ぼ、僕、男の子だもんっ」
「うける〜〜」
「ぅぅっ…」
「コラッ!あんたらまた蒼ちゃんのこといじめて!やめなって言ってるでしょ!?」
「ゲッ、芽久だ!!逃げろ〜〜」
「もうっ!!蒼ちゃん?あんなの気にしちゃダメだよ」
私は蒼ちゃんの頭を撫でる。
これが、日課になっていた。
この時は、好きになるなんて、思っていなかった。
私たちが小3のトキ、6年生はとにかく荒れていた。
蒼ちゃんが絡まれているのをみかけ、私は蒼ちゃんの元へ走った。
六年生はナイフを取り出し、大きく腕を振りかざした。
「蒼ちゃんッ!!」
私は蒼ちゃんを庇うように、抱きしめた。
──グサッ
「ぁっ――――!!!」
血が流れたのを見た六年生達は、逃げた。
「芽久ちゃんッ!!」
蒼ちゃんは私をおんぶし、保健室へ。
その後私は病院へ運ばれた。
私には、好きな人がいる。
幼馴染みの、宇野蒼<ウノアオ>。
私は蒼ちゃんと呼んでいる。
蒼ちゃんは今はイケメン。
けど、昔は弱虫だった――……。
―――――………
女の子のように綺麗な蒼ちゃんは、男の子たちにいじめられ、泣いていた弱虫だった。
「蒼、お前ホントに男かよ〜」
「女じゃねぇの!?」
「ぼ、僕、男の子だもんっ」
「うける〜〜」
「ぅぅっ…」
「コラッ!あんたらまた蒼ちゃんのこといじめて!やめなって言ってるでしょ!?」
「ゲッ、芽久だ!!逃げろ〜〜」
「もうっ!!蒼ちゃん?あんなの気にしちゃダメだよ」
私は蒼ちゃんの頭を撫でる。
これが、日課になっていた。
この時は、好きになるなんて、思っていなかった。
私たちが小3のトキ、6年生はとにかく荒れていた。
蒼ちゃんが絡まれているのをみかけ、私は蒼ちゃんの元へ走った。
六年生はナイフを取り出し、大きく腕を振りかざした。
「蒼ちゃんッ!!」
私は蒼ちゃんを庇うように、抱きしめた。
──グサッ
「ぁっ――――!!!」
血が流れたのを見た六年生達は、逃げた。
「芽久ちゃんッ!!」
蒼ちゃんは私をおんぶし、保健室へ。
その後私は病院へ運ばれた。
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