【完】短編集~幼馴染み~
揺れる気持ち
side紗季
小さなときから、ずっと一緒で…
『さ…きねえ?』
『紗季姉!』
いつだって、一番近くにいた男の子が、風馬だった。
『…ずっと、俺、紗季姉のこと好きだったんだよ?』
だけど…風馬は、あたしのことを好きだった。
「……分んないよ……」
自分の気持ちが、分んない。
風馬への想いは、幼なじみとしての?
それとも…男の子としての?
あたしは美琴に電話して、
明日家に来てもらうことになった。
小さなときから、ずっと一緒で…
『さ…きねえ?』
『紗季姉!』
いつだって、一番近くにいた男の子が、風馬だった。
『…ずっと、俺、紗季姉のこと好きだったんだよ?』
だけど…風馬は、あたしのことを好きだった。
「……分んないよ……」
自分の気持ちが、分んない。
風馬への想いは、幼なじみとしての?
それとも…男の子としての?
あたしは美琴に電話して、
明日家に来てもらうことになった。