【完】短編集~幼馴染み~

「いつもホントごめんな」
「な~に言ってんの!太一、料理全然ダメなんだからさ、遠慮しないの!
あたしあげないと、どうせコンビニ弁当とかばっかり食べるんでしょ?」

ギクッ

「つーか、母さんたちに頼まれてるしな、ほのかは」
「んー、おばさんたちに頼まれたってのもあるけど…。
あたしが勝手にやってることだから!
だから、太一は気にしない!ね?」

「…サンキュ」

あ~、コイツ可愛すぎだろ!
なんで、『ね?』って言う時、首傾げて言うんだよ!
狙ってんのかよ…///

「太一、顔赤くない?もしかして、熱!?
ちょっと、大丈夫なの!!??」

ほのかは俺のおでこに手を添えた。

「んー、熱はないね」

熱って…マジ天然かっつーの。


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