【完】短編集~幼馴染み~
それからのあたしと翼くんは作戦会議を開くようになっていた。

進学するために勉強で忙しいはずなのに、その時間を割いて協力してくれる。

「ホント、いつもごめんね?勉強…しなきゃ、だよね」
「いつも言ってるけど、気にしなくていいから。
美月との作戦会議の時間は、勉強の息抜きみたいなものだから。って、次また謝ったら、罰ゲームな」
「えぇ!!??分ったぁ…。ありがとう」

オレンジジュースを一口飲む。

「でさ、次の作戦だけど…」

これまでに、いろんなことをしてきた。

部活後にタオルを渡したり、
勉強会を開いたり、
私服ではミニスカ履いたり…。
うん、ミニスカは頑張ったよ。

と、まぁ関わりを持ちつつ、女の子らしさのアピールをし続けた。
そして、家では翼くんが宏也に、あたしのいいところ(ないのに)アピッてくれたり。

そろそろ、ネタが尽きるんじゃ…?


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