【完】短編集~幼馴染み~
「お邪魔しました~」
ガチャリ、ドアを開けると…

「あ、水嶋!」
「…小林<コバヤシ>?」

女の人が、立っていた。

「あ、あのさ。ちょっと、話したいんだ。いい?」
「いいけど…。んじゃぁ、ちょっと歩きながら話すか」
「ありがとうっ」
「美月、悪い!俺、行くな」
「あ、うん。ありがと、バイバイ」

あたしは家へ入り、部屋へ向かった。

「告白…だよね…」

ギュッと、ハート型のクッションを抱き締める。

翼くん…OKするのかな…?

「ぅぅ~~」


胸が、痛い……。


「苦しいよぉ…」


この気持ちは一体、なに?


< 267 / 587 >

この作品をシェア

pagetop