【完】短編集~幼馴染み~
朝の出来事だったから、授業なんて集中できなくて。
いつだって、ちゃんとノートは書いていたのに、今日は書かなくて。
先生に、何度も注意されて。
お弁当だって、喉を通らなくて。
友達に心配されたくらいだった。
そして、ついに…放課後となった。
みんな教室で帰りの準備をしている。
あたしもノロノロと、リュックに教科書を詰め始めた。
と、その時。
ガラッ、とドアが開く。
「美月!」
「あ、宏也…」
みんなが宏也の登場に驚く。
宏也があたしを呼びに教室に来ることは、珍しいから。
「あ、ごめ…、まだ準備できてないんだ!急ぐね」
「焦んなくていいよ」
まるで…カレカノみたいだ。
夢にみていた、光景のはずだった。
いつだって、ちゃんとノートは書いていたのに、今日は書かなくて。
先生に、何度も注意されて。
お弁当だって、喉を通らなくて。
友達に心配されたくらいだった。
そして、ついに…放課後となった。
みんな教室で帰りの準備をしている。
あたしもノロノロと、リュックに教科書を詰め始めた。
と、その時。
ガラッ、とドアが開く。
「美月!」
「あ、宏也…」
みんなが宏也の登場に驚く。
宏也があたしを呼びに教室に来ることは、珍しいから。
「あ、ごめ…、まだ準備できてないんだ!急ぐね」
「焦んなくていいよ」
まるで…カレカノみたいだ。
夢にみていた、光景のはずだった。