【完】短編集~幼馴染み~
幼馴染みは不良です
お昼休み
原田眞流<ハラダマル>、高校生。
あたしには幼馴染みがいる。
隣に住んでいる、古暮史也<コグレフミヤ>。
あたしは史くんと呼んでいる。
実は史くん、最近少々荒れています、というか、不良やってます。
なんで不良になったんだろ。
あんなに優しい子だったのにな。
「眞流~、あんたって古暮くんと幼馴染みよね!?」
「へ?うん」
「このノート、さっき先生に渡せって頼まれたんだけど、あたし無理!だから代わりに渡して」
「いいよ」
あたしはいつもみんなにこんなことを頼まれてる。
「史くん」
「あ゛?」
「これ、ノート。先生が渡せって言ってたから」
「…あっそ。…いらねぇ」
「え、いらないって…」
「つーか、俺に関わんなって言ってるよな」
「…っ。机に置いとくね」
ねぇ、なんで関わるななんて言うの?
あたし、何かしたかな?
ねぇ、あたし、好きだよ。
だから、関わるななんて、言わないで。
あたしには幼馴染みがいる。
隣に住んでいる、古暮史也<コグレフミヤ>。
あたしは史くんと呼んでいる。
実は史くん、最近少々荒れています、というか、不良やってます。
なんで不良になったんだろ。
あんなに優しい子だったのにな。
「眞流~、あんたって古暮くんと幼馴染みよね!?」
「へ?うん」
「このノート、さっき先生に渡せって頼まれたんだけど、あたし無理!だから代わりに渡して」
「いいよ」
あたしはいつもみんなにこんなことを頼まれてる。
「史くん」
「あ゛?」
「これ、ノート。先生が渡せって言ってたから」
「…あっそ。…いらねぇ」
「え、いらないって…」
「つーか、俺に関わんなって言ってるよな」
「…っ。机に置いとくね」
ねぇ、なんで関わるななんて言うの?
あたし、何かしたかな?
ねぇ、あたし、好きだよ。
だから、関わるななんて、言わないで。