【完】短編集~幼馴染み~
放課後、掃除が終わり教室に行くとあたしの机の上にはアップルジュースが置いてあった。
あたしの一番好きなジュースが。
「えっ?」
なんで、アップルジュースが…?
あたしがこれ好きなの知ってるのは……
「史、くんが?」
史くんだけ。
でも、どうして…。
あ、思いだした。
あたしが泣いた時とか、元気がないトキとか、史くんがあたしになにか悪いことしたときに必ずくれたっけ。
じゃぁ、お昼のを謝るため……?
どうして?
関わるなとか、言うくせに…。
史くんが何を考えているのか…
「分んないよ」
けど、自然と顔が緩む。
史くん、覚えててくれたんだね。
やっぱり、好きだよ、大好きだよ、史くん。
あたしはアップルジュースを口に含んだ。
甘い、甘い味が口いっぱいに、広がった。
まるで、史くんへの好きが広がるみたいに…。
優しい史くん。
大好きだよ。
あたしの一番好きなジュースが。
「えっ?」
なんで、アップルジュースが…?
あたしがこれ好きなの知ってるのは……
「史、くんが?」
史くんだけ。
でも、どうして…。
あ、思いだした。
あたしが泣いた時とか、元気がないトキとか、史くんがあたしになにか悪いことしたときに必ずくれたっけ。
じゃぁ、お昼のを謝るため……?
どうして?
関わるなとか、言うくせに…。
史くんが何を考えているのか…
「分んないよ」
けど、自然と顔が緩む。
史くん、覚えててくれたんだね。
やっぱり、好きだよ、大好きだよ、史くん。
あたしはアップルジュースを口に含んだ。
甘い、甘い味が口いっぱいに、広がった。
まるで、史くんへの好きが広がるみたいに…。
優しい史くん。
大好きだよ。