【完】短編集~幼馴染み~
「追いかけてきてよ、バカ…っ」
家の前に着き、涙を拭う。
ママに泣いたなんて知られたくない。
「ただいま…」
「お帰り千秋っ♪ハルちゃんが着なくなった服、さっき持ってきてくれたのよ♪」
ハルちゃんとはあたしのいとこ。
今、20歳で着なくなった服をあたしにくれる。
それは、女の子って感じの服ばかりで、一度も着たことがなかった。
「あんたもたまには、そんなボーイッシュなものばっかりじゃなくてこういうのも着てみなさいよ♪」
ママはそう言うと、袋に入っている服を適当に取りだした。
「あら、これとか可愛いじゃない♪」
それは、白いふわふわしたワンピース。
「千秋、着てみなさい♪」
「いや…あたし、似合わないし」
「いいから!命令よっ」
「え~~」
あたしは無理矢理、そのワンピースを着せられた。
家の前に着き、涙を拭う。
ママに泣いたなんて知られたくない。
「ただいま…」
「お帰り千秋っ♪ハルちゃんが着なくなった服、さっき持ってきてくれたのよ♪」
ハルちゃんとはあたしのいとこ。
今、20歳で着なくなった服をあたしにくれる。
それは、女の子って感じの服ばかりで、一度も着たことがなかった。
「あんたもたまには、そんなボーイッシュなものばっかりじゃなくてこういうのも着てみなさいよ♪」
ママはそう言うと、袋に入っている服を適当に取りだした。
「あら、これとか可愛いじゃない♪」
それは、白いふわふわしたワンピース。
「千秋、着てみなさい♪」
「いや…あたし、似合わないし」
「いいから!命令よっ」
「え~~」
あたしは無理矢理、そのワンピースを着せられた。