【完】短編集~幼馴染み~
全身鏡を見てみてあ然。

「なにこれ…似合わない」

やっぱり、ママは親だから子どもが可愛いだけなんだ。
あたしは服を脱ごうとしたら、ピンポーン、とチャイムが鳴った。
「はーい」

ちょっと…、いや、かなり嫌だけどこのままでいいや。
どうせ宅配便とかでしょ。


階段を駆け下り、そのへんにあった靴を履いてドアを開けた。


「……っ!!」


あたしはドアを閉めようとしたら、


「千秋っ!!」


それを、簡単に止められた。


「て、哲……」


哲の手によって。


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