【完】短編集~幼馴染み~
そして、あたしたちはギリギリ間に合った。

「おはよ、杏子!」
「おはよ、沙世」
この子は沙世<サヨ>。あたしの友達。
「あんたら、いつまで手繋いでんの?」
「「あ、」」

あたしたちは手を離した。

「先生、まだ来てなくてよかったな」
「だねっ!ウチら運良すぎっしょ!」

あたしたちはハイタッチをした。

その後すぐに担任が入ってきて、朝のHRが始まった。



この後、


沙世の一言であたしは驚くことも知らずに――……。


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