【完】短編集~幼馴染み~

「たっく…。お前、今日委員会あるらしいぞ。担任が言ってた。ちゃんと行けよな」
「…わかった。伝えてくれてどーもー」
「委員会終わったらもう暗い。だから、1人で掘りに行くなよ」
「じゃぁ、敦志一緒に言ってくれるの!!??」
身を乗り出して敦志に詰め寄る。
「いかねぇ」

だけど、敦志からの返事はやっぱり変わることはなくて。

「敦志のアホ!ボケ!バカ!分らずや!!」
「おい!」

そう吐き捨て、教室を出ようとしたら…
「北川どこ行く気だー。SHR(ショートホームルーム)始めるぞー」
担任に首根っこを掴まれ、出て行けなかった。

あたしは猫かっっ!!


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