【完】短編集~幼馴染み~
「お腹いっぱ~~い」
「俺も。あ、眞流。これ母さんが買ってきたから眞流にやる」
「あ、アップルジュース!!」
あたしの大好きなアップルジュース。
「ありがと~~」
「ん」
あたしはさっそくジュースを飲んだ。
史くんはいつの間にか寝そべっていた。
「今日ずっと授業でて疲れた」
「そういえば、なんで今日はずっと授業でてたの?めずらしいよね」
あたしも史くんの横に寝そべる。
「…牛になんぞ」
「うるさい~!こうしてたい気分なの!で、なんで?」
「………」
あれ、急に黙っちゃった…。
「史くん?」