【完】短編集~幼馴染み~
「んなむくれんなよ」

そう言って差しだされたのはクレープだった。

「…ありがと」
「おう。んじゃ、そこ座って食お」

健太は勢いよくクレープを頬張っている。

「も~。ほっぺにクリームついてる」

ティッシュでクリームを取ってあげる。

「はい、これでいいよ」

いきなり健太があたしの手首を掴んだと思ったら、キスをしてきた。

「ん…っ//////」

「あっめ…」
「な、なにすんの…っ」

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