【完】短編集~幼馴染み~

今日は、俺たちの記念日。


だから俺は、未来の元へ来ていた。

「未来、今日はいい天気だぞ」

未来に水をかけ、
花束をおいた。

たばこを吸い、一息つく。


「もう…お前がいなくなって、どんくらい経ったっけ」

冷たい暮石に手をつけ、呟いた。


そう、俺は……

未来の墓に来ているのだ。




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