【完】短編集~幼馴染み~
「早く花火始まんないかなぁ♪かき氷おいし~!」
「話飛びすぎだろ(笑)」
「ね、風馬のメロン味もちょーだい」
「はいはい」

風馬は一口ストローでできたスプーンですくい、あたしにくれた。

「おいしい!でもやっぱりあたしはいちごだな♪」

あたしは再び自分のいちごのかき氷を食べる。
「あ、風馬もいちご味食べる?」
そう言って、風馬がしてくれたように差しだす。

「っ、い、いらねぇ…」
「なんで?おいしいのに。ほらぁ」
「バカ…見んじゃねぇよ…」

――…キュン!

え、風馬……顔、赤い?

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