【完】短編集~幼馴染み~
「ふう、「んな可愛い顔して、こっちみんじゃねぇ」
「……えっ!!??」
「なに驚いた顔してんだよ。ったく…無自覚ってマジ怖い」

風馬は真剣な顔をして、言った。

「浴衣、メッチャ似合ってる。可愛すぎ…。
可愛すぎて…理性抑えんの、大変なんすけど」

「っ///」
「キス、してもいいですか?紗季さん」

あたしはコクリ、頷いた。

風馬の顔がゆっくりと近づく。
あたしもゆっくりと、目を閉じた。

そして、ゆっくりと―――……

唇が、触れた。


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