【完】短編集~幼馴染み~
そう答えると、太一は黙ってしまった。

「たい、ち…?」
「…よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!」

太一はガッツポーズをして、近所迷惑じゃないのかな、と思うくらいに叫んだ。

「ありがとう、ほのか…っ」
そう言って、あたしを優しく抱き締めた。
「大事に育てような…っ」
「うんっ」

2人して、涙を流した。


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