【完】短編集~幼馴染み~
「傘、持つ」
「へ?」
「背伸びしながら歩く気か?」
「う…。ありがと」
さっきからずっと背伸びをしながら話していたのん。
すぐ持ってやればよかったのかもしれねぇけど、プルプルなっている姿が可愛くて。
「一緒に帰れるの嬉しいけど、手繋げないね…」
「毎回真っ赤になんのに繋ぎてぇ?」
「なに当たり前のこと言ってんの、陸斗。繋ぎたいにきまってるじゃん」
「っ///」
こいつ…人の気も知らねぇで…。
のんと話していると、あっという間に家の前に着いた。
俺はのんが濡れないよう、屋根のあるところまで連れてきた。
「へ?」
「背伸びしながら歩く気か?」
「う…。ありがと」
さっきからずっと背伸びをしながら話していたのん。
すぐ持ってやればよかったのかもしれねぇけど、プルプルなっている姿が可愛くて。
「一緒に帰れるの嬉しいけど、手繋げないね…」
「毎回真っ赤になんのに繋ぎてぇ?」
「なに当たり前のこと言ってんの、陸斗。繋ぎたいにきまってるじゃん」
「っ///」
こいつ…人の気も知らねぇで…。
のんと話していると、あっという間に家の前に着いた。
俺はのんが濡れないよう、屋根のあるところまで連れてきた。