【完】短編集～幼馴染み～

――…次の日。


カフェに入ると、すでに沙世ちゃんが来ていて紅茶を飲んでいた。
「ごめん沙世ちゃん。待った？」
「大丈夫だよー。ごめんね、いきなり。会社今お昼休み？」
「そ、昼休み。あ、コーヒー１つ」
店員に注文を頼み終えると、本題に入る。

「沙世ちゃんがメールくれるってめずらしいね。
なにかあったの？」
「あたしは特になにもないよー！今日は、ちょっと敦志くんに喝をいれにね♪」
「は…？喝…？？」
「そ」

「お待たせしました、コーヒーです」

タイミングよく、店員がコーヒーを持ってくる。

俺はコーヒーを一口飲んだ。