【完】短編集~幼馴染み~
俺は、いつも怖がってばかりで…。
自分から動くことなんて、なかなかなかった。
告白のときだって、杏子がきっかけをくれたから。
気持ちを伝えてくれたからで…。

「沙世ちゃん、ありがとう」
「じゃぁ…」
「うん。俺……プロポーズ、しようと思う」
「よく言った!頑張ってね」
「ありがと」
「てことで、奢ってよ?」
「分ってるよ…」

沙世ちゃん、ちゃっかりしてる…。

まぁ……喝いれてもらったし、いいか。

いつ、言おう…。
その前に、指輪買わないとだよな…。

頭でいろんな言葉も考えておこう。

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