【完】短編集~幼馴染み~
――次の日。


「いってきまーす」
結局考えすぎて一睡もできなかった…。
玄関前には唯人。

「おせーぞ、結衣子」

う…!なに、あたしの目、おかしくなった!?
唯人が…キラキラしてみえる…!!

「?おーい。結衣子、起きてるかー?」
「ギャッ!お、起きてる…」
唯人がいきなり顔を近づけてきた。
「おっまえ、もっと可愛く驚けよ。キャッ、とかって」
「っるさい…」

ダメだ、今日のあたし、完璧おかしい。
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