【完】短編集~幼馴染み~
次の日……
ピンポーン♪
今日は土曜日、ママは友達とお出かけ。
パパは仕事で、家には私だけ。
「は〜い?」
──ガチャッ
「っ、蒼ちゃん…」
「芽久、ちょっと来い」
蒼ちゃんは私の腕を引っ張った。
連れてこられたのは、蒼ちゃんの部屋。
「蒼ちゃん?どうしたの…」
「なんで嘘ついたのか、知りたい。けど、言いたくないなら言わなくていい」
「……ん」
「ただ…芽久。聞きたいことがある」
「…なに?」
「あの約束は、覚えてる?」
「っ……う…ん」
覚えてるよ、鮮明に。
「俺は、お前を…芽久を守りたい。あの約束を、守りたい」
「けど、私の傷は「好きだよ」
「っ!ダメ、だよ。あの約束で、あの傷で…蒼ちゃんを縛りたくない!」
「お前、俺があの約束のせいでこんなこと言ってると思ってんの?」
私は頷く。
「バカ。俺は、ずっと…ずっと好きだったよ。お前のこと。あんな約束する前から、好きだったよ」
「う、そ…」
「嘘ついてどうすんだよ」
やだ、涙出てきた…。
その涙を蒼ちゃんは優しく拭った。
ピンポーン♪
今日は土曜日、ママは友達とお出かけ。
パパは仕事で、家には私だけ。
「は〜い?」
──ガチャッ
「っ、蒼ちゃん…」
「芽久、ちょっと来い」
蒼ちゃんは私の腕を引っ張った。
連れてこられたのは、蒼ちゃんの部屋。
「蒼ちゃん?どうしたの…」
「なんで嘘ついたのか、知りたい。けど、言いたくないなら言わなくていい」
「……ん」
「ただ…芽久。聞きたいことがある」
「…なに?」
「あの約束は、覚えてる?」
「っ……う…ん」
覚えてるよ、鮮明に。
「俺は、お前を…芽久を守りたい。あの約束を、守りたい」
「けど、私の傷は「好きだよ」
「っ!ダメ、だよ。あの約束で、あの傷で…蒼ちゃんを縛りたくない!」
「お前、俺があの約束のせいでこんなこと言ってると思ってんの?」
私は頷く。
「バカ。俺は、ずっと…ずっと好きだったよ。お前のこと。あんな約束する前から、好きだったよ」
「う、そ…」
「嘘ついてどうすんだよ」
やだ、涙出てきた…。
その涙を蒼ちゃんは優しく拭った。