【完】短編集~幼馴染み~
君の優しさ

プロローグ

「莉紗っ、帰ろうぜ」
「待って、由貴っ」
中学二年までは、仲がよかった──…。


けど、ある日いきなり…
「由貴っ、帰ろ?」
「1人で帰れよ」
「なんで?」
「俺、お前のこと嫌いなの。大嫌い」
「──え?」
彼が、冷たくなった…。


「大嫌い」

そう、言われるようになったんだ──…。


どうして?

あたしは

こんなにも好きなのに。


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