きゅーぴっど




「えええ!なんでだよ!?」


頭を叩かれたばかりだか俺は思わず天使に向かって叫ぶ

だって漫画とかではこういうときは教えてくれるじゃないか
そういうもんじゃないのか

「あ―…別に教えても良いんだけど…」
「じゃあ教えろよ」

そう言って俺は寄越せ、とでもいうように手を出す

が、天使は

「いや―…、前に内容を教えたらさ、
思い人があまりにも自分のことを分かってて不気味だ、って
……ストーカー扱いされた奴がいたんだよな」


それでも聞きたいか?


と平然と言った天使に俺は顔を青くしながら

「いや、やっぱりいいや」

と言った。

さすがの俺でも好きな子にストーカー扱いされたらへこむわ。




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