きゅーぴっど













「悪いことは言わない、こいつは止めた方がいい」
「は?」





男の言った言葉は、
自分の思い浮かべていた言葉とは少し違っていて、
俺は思わず聞き返してしまったが
しばらくして男の言った言葉を理解して、


「……何でお前にそんなことを言われなきゃなんねーんだ」


俺は睨みながら低い声で男に言った。


「お前のためだ、こんな奴とは関わらない方がいい」

しかしそんな俺に男は毅然とした態度で
きっぱりと言った

それに俺はブチリ、とキレた。







「何で美鈴ちゃんをこんな奴呼ばわりする奴の言うこと聞かなきゃなんねーんだッ!

それに、そんなこと言われてはいそーですか、って言えるわけないだろッ!!


俺は……





――――美鈴ちゃんが好きなんだからッ!!」







そう言い切った俺に、

男が焦ったように、「バカッ!!」と言った。








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