きゅーぴっど



「俺は本棚を倒したことで、お前の白崎美鈴への思いを試した。

それと同時に俺は白崎美鈴も試してたんだ。

お前が助けたとき、白崎美鈴はお前をお茶に誘っただろ?

……普通助けてくれたからって初対面の男をお茶にさそうか?

だとしたら考えられるのは2つ
白崎美鈴もお前のことが好きか、
男との出会いを見逃さないほどの相当の遊び人かのどちらかだ」


態度からして前者はないって思ってたから、後者にかけてたんだが…


そう言う天使は、まさかあんなに豹変するなんてな…と染々と言った。

そのあと、ああいう輩と付き合った奴らは
皆手酷く振られるのがほとんどなんだ、
と寂しそうに笑った。



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