きゅーぴっど
その日から
毎日俺は学校が終わったら図書館に通っている
と言っても、彼女は毎日居るわけでもない
週に2・3回ぐらいの頻度で図書館に居る
だから居なかった時はがっかりして帰り、居た時はもう有頂天だ。
前にスキップしてたら近所のおばちゃんに見られて笑われたが、
それも気にしないほど舞い上がっていたという経験がある。
『今日も相変わらず可愛かったなぁ…』
彼女は何時もきっかり6時に帰るので、俺はその数分後に図書館を出る
軽く鼻歌を歌いながら家に帰り、自分の部屋にいく。
ちなみに、家族は俺が前に図書館に行っているとこを発見して、
それ以来図書館で勉強してると思ったのか、最近は何も言ってこない。
部屋に着くなり俺は鞄を置くと、ベッドに身を沈めた
「明日は、いるかな…」
そう、ポツリと言い放つと
突然部屋にゴォ、と音をたてて突風が吹いた。