君と共に…
お母さんが早く帰ってきた事が嬉しかった私は、潤くんを呼びに行くと言って少し暗くなり始めている外に出た。
家からその遊び場までは結構近い。
私はルンルン気分で歩いていた。
遊び場に近付くたびに、子供達の楽しそうな声が聞こえてくる。
遠目から見ても数人の子が遊んでいるのもわかる。
私は潤くん達しか見ていなくて、脇道から出てくる人に気付かなかったんだ。
『潤くーん!』
って声を出そうとした瞬間、横から腕を掴まれた。
ビックリして
『キャー!』
と声は出したけど、すぐに口を押さえられた。