君と共に…


『はーい。』


玄関のドアを開くと、


『えっ?何でアンタが来るの?』


そこに立っていたのは、和馬だった。


「今日、潤と麗奈来るんだろ?潤に聞いて、俺も参加しに来た。」


私は軽くため息をついて、


『まぁ、いいけど。』


和馬をリビングに通す。


「今日は、すげぇな。」


ダイニングテーブルに並べられた料理を見て、和馬は驚いている。


『和馬、色々心配かけてごめんね。』


一応、和馬にも謝った。


「気にすんな。」


いつもの笑顔で笑いかけてくれる。
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