君と共に…


すごくビックリしたし、すごく怖かった。


私の腕を引っ張ったのは知らないおじさんで、気味の悪い笑みを浮かべている。


ただただ怖くて私は泣いていた。


逃げたくても、おじさんは私の腕をしっかり捕まえている。


ちょうどその日はスカートを履いていて、おじさんはニヤニヤしながら私の足を触った。


怖い、怖い、怖い。


誰か助けてよ。


潤くん、怖いよ。


足を触っていた手は段々と上がってきて、私は目をギュッとつぶった。


ガタガタ震えてきたのがわかる。


怖い、怖い。
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