君と共に…


『和馬、本当にここで暮らすの?』

「うん。」

『何で実家?』

「最初はアパートでも借りてって思ったんだけど、おじちゃんもおばちゃんも心配かなって思ってさ。」

『そっか。』

「これから光も仕事忙しくなるだろ?だから、少しでも一緒に居たいって思ったから。」

『うん、私も和馬と一緒に居たい。』


こうして、和馬は我が家で生活する事になった。


お父さんもお母さんも、私の側に和馬がいてくれて安心なんだって。


私、別にあぶなっかしい子でもないのに…。


和馬の荷物はごくわずか。
< 158 / 186 >

この作品をシェア

pagetop