君と共に…
・小さな命
和馬と一緒に生活を始めて、半年が過ぎた。
私は仕事にもすっかり慣れて、今は早番と遅番がある。
そのせいで、和馬と過ごす時間がちょっぴり減った。
でも、私が遅番の日は必ずお店まで迎えに来てくれる。
夜道を1人で歩かせるのは心配なんだって。
なんせ、小さな町だから街灯が少ない。
確かに1人で歩くのはちょっと怖いから、迎えに来てくれるのはありがたい。
今日は遅番だったから、迎えに来てくれた。
『お待たせ。』
「お疲れ。さっき潤から連絡きて家に来ないかって。」