君と共に…


『和馬は、私と結婚したい?』


潤くんの家から帰宅したのは昼過ぎ。


和馬とのんびりテレビを見ていた時、私はふとそんな事を聞いていた。


「もちろん。でも、まだ先の話だと思ってるけどな。」


ちょっと安心した。


和馬の未来に、私もちゃんと居るんだ。


嬉しくてついニヤけてしまう。


「そんなに俺と結婚出来るのが嬉しいのか?」


和馬はたまに俺様発言をする。


『うわ、出た。でも、嬉しいよ。これで結婚相手に困らないもんね。』


そんな時は私も意地悪で言い返す。


やっぱり私達はこういう言い合いも必要みたい。
< 166 / 186 >

この作品をシェア

pagetop