君と共に…
ちょうど痛みの間隔も狭くなってきていたから、病院に連絡をして私達は家を出た。
ちゃっかり、私もついて行く。
麗奈さんは簡単な診察なんかもあって、私達は先に病室で待っていた。
待っている時も潤くんはソワソワしていて落ち着かない。
『潤くん、今からそんなんでどうするの?これからだよ。』
「俺、めっちゃ緊張してるんだけど。」
『頑張ってね、パパ。』
私がからかってパパって言ったら、恥ずかしそうに笑っていた。
しばらくすると、病衣に着替えた麗奈さんが病室に来た。
痛みはまだ強くないらしい。