君と共に…


さっき看護師さんに笑われてしまい、麗奈さんはベッドに腰かけている。


「潤、社長が明日休みやるって。」

「マジ?後で社長に電話いれとくわ。」


潤くんと和馬は一服してくると言って、病室を出て行った。


『痛み狭くなってきた?』

「うん。でもワクワクしてるんだ。あ、今痛い。」

『横になったら?私、腰さするよ。』


麗奈さんの腰を少し強めにさすると、


「あー、痛みが和らぐ。光ちゃん、ありがとね。」


ホッとしたような顔をしている。


歩き回ったのが良かったのか、どんどん痛みの間隔が狭くなっている。
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