君と共に…
潤くん達も病室に戻ってきて、みんなで代わる代わるに腰をさすっていた。
麗奈さんはさっきまでの元気もなくなりつつあり、ナースコールを鳴らして看護師さんに来てもらった。
私と和馬は病室の外に出されて、その後バタバタと何人かの看護師さんが病室に入っていった。
ここの病院の個室は、そのまま病室内で赤ちゃんを産む事が出来る。
先生も駆け足で病室に入っていった。
『いよいよなんだね。』
「そうだな。潤は大丈夫か?」
『大丈夫だよ。』
自然と私は和馬と手を繋ぎ、無事に産まれてくる事を願った。