君と共に…
『あ、ヤバっ。私も遅刻しちゃうじゃん。』
時計の針は6時をさしている。
ご飯食べて、準備しなくちゃ学校に間に合わなくなる。
『もー、潤くん!6時だよ!』
6時という言葉に反応したのか、潤くんは勢いよくベッドから飛び起きた。
「ヤベェ、遅刻だ。」
そう言って部屋からバタバタと出て行った。
私は潤くんの部屋を出てリビングに向かう。
潤くんのお弁当と自分のお弁当をテーブルに置いて、朝食を食べ始める。
「潤のヤツ、毎朝バタバタうるさい。」
そう言ってリビングに入ってきたのは寝起きのお母さん。