君と共に…


潤くんが追いかけてきてくれたんじゃないんだね。


私は布団にくるまって、耳を塞ぐ。


何も聞きたくない。


その後も和馬は何か言ってたけど、私からの返事がないからリビングに戻っていった。


どうして、潤くんは自立しようと思ったんだろう?


この家にずっといたっていいじゃん。


私がいつも潤くん、潤くんって言ってるから疲れたのかな?


私がいつも潤くんに甘えてるのが嫌になったのかな?


何でいきなり自立するって言ったんだろう?


考えても考えても答えは見つからなくて、涙が溢れてきた。
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