君と共に…


翌日、学校帰りにスーパーに寄って夕飯の材料を沢山買い込んだ。


帰ってきてから、早速準備に取り掛かる。


今は16時。潤くんが帰ってくるのは18時ぐらい。


時間はたっぷりあるから潤くんの好きな物ばかり作ろう。


久しぶりに潤くんの為に料理を作るから、気合いが入り過ぎて、明らかに2人じゃ食べ切れない量を作ってしまった。


ちょうど、最後の唐揚げを揚げ終えた時、玄関から鍵を開ける音が聞こえた。


パタパタと玄関まで走る。


『潤くん、おかえり〜。……何で?』


笑顔で出迎えたハズなのに、私からは笑顔が消えた。
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