君と共に…


朝、目が覚めてリビングに行くと和馬はまだ寝ていた。


両親は今日も仕事らしく、バタバタと家を出て行く。


朝ご飯を用意していると、和馬が起きた。


「うわっ、やべぇ。俺、寝ちゃってた?」

『うん。爆睡だった。』

「マジか。」

『朝ご飯用意したけど食べる?』

「あ、うん。その前に顔洗ってくる。」


和馬は洗面所に行って、私は先に食べ始めた。


席に着くなり、


「今日、俺とデートしない?」

『ヤダ。』


私はもくもくと食べ続ける。


「じゃあ、また来るな。」

『来なくていい。』


ご飯を食べ終わって和馬は帰っていった。
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