君と共に…
「俺じゃない奴が居てビックリしただろ?」
『…うん。』
言葉を選びながら潤くんは喋っている。
「なんか俺に用があったのか?」
『洗濯した下着、届けに行ったんだけど、持って帰ってきた。』
「わざわざありがとうな。今から取りに行ってもいいか?」
『…うん。』
潤くんは女の人の話はしないで、家に来ると言った。
電話を切って、20分くらいで潤くんは来た。
『はい。』
私が持って行った下着を渡すと、潤くんはニッコリと微笑んだ。
「ありがとう。」
潤くんに会えるのは嬉しいけど、今日は少し複雑な気分。