君と共に…
『今日の夕飯は何にしようかな?』
学校から帰宅して、私は冷蔵庫の中を見ながら、夕飯の献立を考えていた。
『鶏肉あるから、潤くんの好きな唐揚げにしようかな。』
私服に着替えてキッチンに立つ。
「ただいまー。」
潤くんが帰ってきた。
『おかえり。今日は間に合った?』
「ギリギリね。弁当、サンキュー。」
お弁当箱を私に渡して、潤くんは冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出す。
「あっ、光。まだ夕飯作ってないんだろう?」
『うん、今から。今日は潤くんの好きな唐揚げにするよ。』