君と共に…
私はそんな和馬が嫌い。
見た目もチャラくて、いかにも遊んでそうなかんじ。
それに加えて、身長も高く顔もカッコイイ部類に入るからモテる。
潤くんもモテるけど、和馬みたく軽くはない。
あっ、また潤くんの事考えてしまった。
夕飯も食べ終わったところで、和馬が話を切り出した。
「お前、潤の彼女に会ったんだって?」
『…うん。』
私は下を向いてしまった。
「潤から話も聞いたんだろ?」
『うん。』
下を向いたせいか、下まぶたに涙がたまったのがわかる。
「お前の事だから、潤を取られたって思ってるんだろ?」