君と共に…
ふざけながら和馬は答えた。
車を走らせながら、和馬は私の方をチラチラ見てくる。
『ちゃんと前見て運転してよ。』
「俺はプロ級だから、ちょっとぐらいよそ見しても大丈夫。」
ヘラヘラしてる。
おいしい物を食べさせてくれるって言うから、豪華な懐石料理でも食べに行くのかと思いきや、着いた先はいつもの焼肉屋。
確かにおいしいけどね。
駐車場に車を停めて、私は和馬の後をついて行く。
「おー、和馬。いらっしゃい。」
店長さんが私達を出迎えてくれた。
もちろん、和馬もここの店長さんと友達。