君と共に…
和馬の後を追うように私もリビングに向かう。
勝手に冷蔵庫を開けて、麦茶を飲み始めた和馬。
一気飲みが終わると
「こんなに天気いいのに、出かけないのはもったいないだろ。お前の事だから、どうせ引きこもってるんだろ?」
図星だから何も言えない。
「どっか連れてってやるから、早く準備しろ。」
和馬に急かされて、私は言われるまま出かける準備をした。
準備が終わり和馬の車に乗り込む。
『何処に行くの?』
「わからん。」
目的地がないまま、車は走り出した。