神サマの憂鬱。
そしてある程度距離を置き、止まった。
最初に話しかけたのはロック。
「お前、神の娘のララだろ」
「……そうですが」
「やっぱりな」
何が面白いのか、ケラケラと声を上げる悪魔に、ララは眉をピクリと動かす。
「貴方、私の名をご存知なら、名乗ったらどうです?」
「何でお前に俺が言わなくちゃいけないんだよ」
「何でですって?」
ララは腰に手をあて、まるで女王様の様に見下しながら視線をロックに向ける。